大塚グループでは、グループ各社の独自性を尊重しながら、情報交換を積極的に行い、多様化かつグローバル化する環境問題にグループとして取り組んでいます。
大塚グループ環境推進会議
大塚グループでは、2003年よりグループ各社の環境・ISO担当者が集まり、大塚グループ環境推進会議を開催しています。現在13社が参加し、環境法令への対応や技術動向などさまざまなテーマで積極的に情報交換を行っています。
2010年度は、改正省エネ法対応状況の確認と情報交換、LEDや太陽光などの省エネ設備の導入と最新技術動向、ポスト京都議定書に対応したCO2排出量削減の中長期計画などをテーマに4回実施しました。また、「大塚グループ環境情報共有システム」の構築を行い、正確な情報収集や情報共有の強化、活動の向上を目指して運用を開始しています。

●大塚グループ環境推進会議体制図(2011年度)

大塚グループでは、グループ各社、また各事業場の特質を生かした活動を展開し、環境マネジメントシステムに関する国際統一規格であるISO14001認証を取得しています。
大塚化学、大塚製薬、大塚製薬工場、大塚食品ではさらに取り組みを効率化・強化する目的で事業場のISO14001認証の統合を行いました。
●大塚グループのISO14001認証取得状況
| 大塚製薬 | 佐賀工場・徳島板野工場 | 2000年 |
| 徳島ワジキ工場・ 徳島工場・徳島第二工場 |
2001年 | |
| 高崎工場 | 2003年 | |
| 袋井工場 | 2004年 | |
| 7事業場統合 | 2008年 | |
| 大塚製薬工場 | 富山工場 | 1999年 |
| 釧路工場 | 2002年 | |
| 鳴門工場・松茂工場 | 2003年 | |
| 4事業場統合 | 2010年 | |
| 大鵬薬品 | 埼玉工場 | 2001年 |
| 徳島工場 | 2003年 | |
| 岡山工場・岡山大鵬薬品 | 2006年 | |
| 徳島地区、埼玉地区 研究部門へ拡大 |
2009年 | |
| 大塚倉庫 | 東京支店 | 2005年 |
| 本社・大阪支店・ 藍住物流センター |
2006年 | |
| 大塚化学 | 徳島工場 | 1999年 |
| 鳴門工場・松茂工場 | 2005年 | |
| 3事業場統合 | 2005年 | |
| イーエヌ大塚製薬 | 花巻サイト | 2005年 |
| 大塚テクノ | 鷲敷工場 | 2002年 |
| 本社・鳴門工場 | 2008年 | |
| 大塚包装工業 | 本社工場 | 2005年 |
| 佐賀工場 | 2008年 | |
| 大塚食品 | 徳島工場 | 1999年 |
| 釧路工場・滋賀工場・ 三国工場 |
2008年 | |
| 4事業場統合 | 2008年 | |
| エジプト大塚製薬 | 1997年 |
| 大塚インドネシア | 2005年 |
| ラウタン大塚ケミカル(インドネシア) | 2006年 |
| 韓国大塚製薬 | 2008年 |
| ニュートリション エ サンテ(フランス) | 2008年 |
| アメルタインダ大塚(インドネシア) | 2009年 |
| 張家港大塚化学(中国) | 2009年 |
| ファーマバイト(アメリカ) | 2009年 |
ISO14001をツールに、エコフレンドリー企業として環境保全へ積極的な取り組み
韓国大塚製薬はソウルに本社を持ち、6カ所の販売拠点と1カ所の生産拠点により韓国を中心とした医薬品の製造販売を行っています。同社の郷南工場は、「環境の先駆者だけが信頼される企業として成長できる」というポリシーのもと、1996年に従業員の健康と安全、地球環境保護のためのHSE委員会(Health Safety Environment)を設置して積極的な取り組みを進めてきました。また、2010年にはOHSAS18001※を取得し安全経営の土台としました。
環境面においても2008年にISO14001認証を取得し、エコフレンドリー企業として取り組みを始めました。2010年には環境優良企業として「京畿道環境グリーン大賞」を受賞するなど実績が認められています。通勤用バスを天然ガス車に変更し環境負荷低減に努めたり、地域のクリーン活動や国立公園周辺、漢江周辺の清掃活動を社員全員参加のボランティアで行うなど、積極的な活動を続けています。
- ※ OHSAS:Occupational Health and Safety Assessment Series 労働安全衛生マネジメントシステムに関する規格


韓国のポカリスエット エコボトルを採用
韓国でニュートラシューティカルズ事業を行う東亜大塚は2011年5月に「ポカリスエット」500mlペットボトルにエコボトルを採用しました。それまではペットボトルを別途購入し充填していましたが、新しいエコボトル生産システムはプリフォームを購入し、ボトルの成型と充填が一つのラインでできるシステムです。半導体の生産工程レベルに近い清潔な環境下で従来より低い温度で充填できるため、ペットボトルの耐熱性が緩和され軽量化が可能になりました。
このエコボトルは従来容器より6.2g軽く約21%の軽量化を実現することができました。1年間の生産数量に換算するとPET樹脂約200トン、CO2排出量換算では約500トンの削減となります。これは約10万本の松の植林と同じ効果となります。

エコボトルおよび環境、省エネルギーへの取り組み
中国の大塚慎昌(広東)飲料は、生産のコンセプトを「品質、安全、コスト、環境」とし、地球温暖化や資源高騰対策に全力で取り組むことで、グループで最も効率良く環境にやさしい高品質の「ポカリスエット」を製造することを目指しています。グローバルに先がけてエコボトルの内製化を同社で開始したことから、このときの経験を生かして機械の適性を改善し、ペットボトル、キャップ、ラベルのさらなる軽量化に成功しました。これにより2010年はPET樹脂224トン、CO2排出量に換算すると約672トンの削減となりました。また、「ポカリスエット」の充填温度の廃熱を回収することで蒸気の使用量を減らし、年間で重油70klの削減につなげました。これは、CO2排出量に換算すると約260トンの削減となります。
「品質、安全、コスト、環境」のそれぞれについて、各部門でチームを結成して、毎週工場全体の問題点を抽出し、迅速な改善を実施しています。この取り組みによりポジティブな活動が増え、職場環境も大きく改善されました。労働災害事故発生件数が、2009年までの年平均7.5件から2010年には3件に減るなど、安全面でも大きな成果が出ています。








