大塚グループは、厳格な品質保証体制のもと、安全、安心かつ高品質な製品の供給に努めています。
大塚グループは、生命関連企業として製品はもとよりサービスにおいても‘Otsuka-people creating new products for better health worldwide’の企業理念のもと、安全を最優先に事業活動に取り組んでいます。その上で、各グループ会社はそれぞれ独自の品質方針やポリシーを設けています。
●大塚製薬の品質ポリシー
‘Otsuka-people creating new products for better health worldwide’の企業理念のもと、
- お客さまの立場に立って製造します。
- お客さまに解りやすい情報の提供をします。
- お客さまからの声を真摯に受け止めます。
- お客さまの安全を最優先し、安心を徹底して追求します。
- すべての倫理、法規を遵守します。
品質管理における国際ルール策定への取り組み
大塚製薬工場はアジアを中心とした海外7カ国の輸液工場と連携し、品質の維持向上に努めています。各国の工場では医薬品の品質を確保するためのGMP※という品質管理ルールのもとで製造を行っていますが、国ごとに少しずつ違いがあります。2011年度には、このルールを国際的な汎用ルールにバージョンアップしようと、現在、大塚グループ国際会議で議論を行っています。これに伴い、国内外ともに品質確保のシステムの更新が必要となりますが、国際化の流れに遅れをとらないよう7カ国9工場で足並みをそろえて進める努力をしています。国際化したGMPのもとで各社が責任を持って輸液を供給できる仕組みを作り上げていきます。
- ※Good Manufacturing Practice

品質責任者の国際会議
ベストパートナーを目指した製品開発
大塚製薬工場では、臨床栄養の領域において、「患者・医療従事者様のベストパートナー」を目指した新製品の開発を進めています。中でも、医療事故、感染機会の減少、医療従事者の利便性を追求したキット製品の開発に注力しています。2009年には、クワッド(4室)バッグを用いて、世界で初めてビタミンと微量元素を一剤化したビタミン配合高カロリー輸液「エルネオパ1号・2号輸液」を開発しました。
ある種のビタミンは微量元素と共存することによって著しく安定性が損なわれます。私たちはこの課題点に取り組み、新規容器を開発することで、混合後のビタミンの安定性を飛躍的に改善しました。今後も、利便性と安全性の追求とともに、品質の向上につながる製品開発を進めていきます。

エコボトル製造における品質向上
大塚製薬はペットボトル容器の減容化を進めており、500mlを中心に各製品でエコボトルを採用しています。ペットボトルのプリフォーム※を自社のブロー機で膨らませる方法や、プリフォーム自体を製造する方法など工場によって方式は異なりますが、容器を内製化することで容器洗浄に必要なエネルギーや薬剤が不要になりました。また「陽圧無菌充填」により常温充填が可能になったことで、飲料の風味が向上しました。
今後も環境配慮と品質向上の両面を追求した製造方法の開発を進めていきます。
- ※試験管のような形をした、ペットボトルの原型

設備保全システムの導入
大塚化学では、ISO9001(品質マネジメントシステム)とISO14001(環境マネジメントシステム)を国内3事業場で統合し認証取得しました。「“適正品質”“指名される品質”をめざして」を合言葉に、製品品質の向上のために「ひとの品質」「しくみの品質」「しごとの品質」の継続的な向上に取り組んでいます。
「しくみの品質」向上の一環として、生産本部を中心に、生産現場でのいろいろなトラブルによる『生産機会損失金額』を算出し問題意識を共有化するとともに、設備トラブルの未然防止策の一つとして4,500機器を超える設備の設計、購入、据付、稼働、保全、廃棄にわたる保全情報一元化システム「設備保全システム」の導入を進めています。
食品原材料の安全・安心への取り組み
食の安全・安心への取り組みがますます重要になってくる一方、基本となる原材料の安定供給にはグローバル調達なくしては語れなくなってきています。「ジャワティ」や「ボンカレー」を製造する大塚食品では、トレーサビリティーシステムを導入し、「オリジンとプロセスの明確化」を図っています。2010年度もインドネシアの茶葉の畑の栽培管理や農薬の管理・使用状況等の確認を行いました。また、中国においては、CNAS認定※を受けている大塚(上海)食品安全研究開発の協力のもと、中国産原材料の安全性確認を行いました。
- ※中国合格評定国家認可委員会(CNAS)による国際的な試験所認定規格ISO/IEC17025に基づく試験所認定

焼成方法の変更による品質向上への取り組み
「カロリーメイト」や「SOYJOY」の焼成オーブンを従来のガスを主熱源とした方法から、蒸気の熱伝達特性を利用して新たな熱源を加え効率化をはかる方法に変更しました。これにより焼成時間を短縮することができ生産能力は約1.6倍、さらには焼き色が均一になり食感が良くなるなど品質の向上にもつながりました。今後は、さらなる努力を重ねてエネルギー使用量減を目指します。


大塚製薬株式会社
徳島ワジキ工場
工場長 山口 貴司
社員のアイデアから新技術を開発
経済や気候の変化が原材料に影響を与えるなど、製造を取り巻く環境が変化する中で、外的要因に柔軟に対応できる生産体制の構築が急務だと感じています。その中で徳島ワジキ工場は「新たな技術発信型の工場を実現する」という目標を掲げ、生産の効率化を目的とした取り組みを2008年から行ってきました。今回の新型焼成オーブンも、製造現場の社員のアイデアから開発されたものです。さらなる努力を続けることで、今後も成果を出していきたいと考えています。
安全・安心を確保するため保管倉庫の品質チェックを実施 6Sチェック
大塚倉庫は、整理・整頓・清掃・清潔・躾(しつけ)・セーフティ、これらの6Sについて日次、月次、年次で実施する項目をチェック、記録しています。また定期的に6S品質チェック報告書(チェックシート)を用いて、実施された項目が良好であるかの結果確認をしています。この取り組みにより、倉庫業務の安全・安心が保たれ、品質向上につながっています。







