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健康学習活用研修会

活用研修会を全国で行っています

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第10回まんがヘルシー文庫健康学習活用研修会「子どもが楽しく学ぶ健康学習推進研修会(那覇市)」 第10回まんがヘルシー文庫健康学習活用研修会「子どもが楽しく学ぶ健康学習推進研修会(那覇市)」

開会行事

2025年9月2日(火)沖縄県庁の講堂にて、第10回まんがヘルシー文庫健康学習活用研修会を開催しました。沖縄県体力向上推進委員会の研修の一環として開催し、県内の体育教諭、養護教諭を中心に42名の教職員ならびに学校関係者に参加いただきました。

基調講演
「遊び」の視点でつなげる幼児教育と学校教育
~子どもの主体的な姿を育む保育者・教師の関わり~

基調講演では、南城市立大里南小学校校長(前・南城市幼児教育センター長)の與儀 毅校長より、「『遊び』の視点でつなげる幼児教育と学校教育~子どもの主体的な姿を育む保育者・教師の関わり~」をテーマにご講演いただきました。
講演では、子ども観・学習観についての考え方に加え、南城市での具体的な取り組みについて紹介いただきました。これらを通じて、幼児教育から小学校以降の教育を連携させる重要性や、子どもたちが主体的に学びへ向かうよう支える教育者の関わり方について、深い示唆をいただきました。

ヘルシー文庫の活動内容・活用方法を紹介

大塚ホールディングスのヘルシー文庫担当より1989年の創刊から35年以上継続している「OTSUKAまんがヘルシー文庫」の活動内容やWebサイトからの電子ブックの検索方法、学習指導要領との対照表などについて紹介しました。現在Webサイトに掲載している約100冊の電子ブックを閲覧する際に、学年や教科、まんが家、関連キーワードなどで検索ができる点や、児童作品募集企画、研修会の開催状況、活用に関するQ&Aを紹介し、ヘルシー文庫が学校現場でお役に立てるポイントについて情報提供を行いました。

活用実践報告

実践報告では、例年前年開催地の学校から発表をいただいています。

那覇市立若狭小学校
1.授業での活用:補足・まとめページの活用

保健学習のまとめとして、3~6年生を対象に、まんがごとに補足として設定されているクイズ、すごろく、チェック表などを活用しました。感染症予防や生活習慣の見直しなど、児童が楽しみながら自分の生活を振り返ることができる工夫がされており、学習効果の向上にもつながりました。
さらに、国語や特別活動の授業でも、ねらいに沿ったまんがを補助教材として取り入れることで、教科横断的な活用が進んでいます。これにより、児童の興味・関心を引き出しながら、学びの場を広げることができました。

2. 児童の目に触れる環境づくり

児童が日常的にヘルシー文庫に触れられるよう、図書室や保健室の一角に専用コーナーを設置。保健室では、保健委員が毎月おすすめのまんがを紹介するなど、自発的な関心を促す工夫がされています。また、児童一人ひとりの端末に電子ブックのURLを貼付することで、閲覧の利便性も向上しています。

3.家庭との連携:親子で楽しめる仕掛け

学校のホームページにヘルシー文庫のWebサイトのURLを掲載し、保護者と児童が一緒に閲覧できる環境を整備しました。さらに、長期休暇中の「家族で挑戦!がんじゅう(健康)アッププログラム」では、おすすめまんがのQRコードを紹介し、親子で読み合わせてから運動に取り組む流れをつくりました。水分補給の重要性や運動の楽しさを親子で確認することで、家庭内での健康意識の向上にもつながっています。

4.継続的な取り組みの成果と調査結果

若狭小学校では、2024年度および2025年度の2年間にわたり、ヘルシー文庫を活用した多様な取り組みを行ってきました。こうした取り組みの成果は、2025年度の全国学力・学習状況調査にも表れており、「健康に過ごすために授業で学習したことや保健室の先生などから教えられたことを普段の生活に役立てているか」という質問に対し、全国平均を9.4ポイント上回る43.9%の児童が、4段階評価の「A. 当てはまる」と回答しました。
この結果は、ヘルシー文庫の活用が児童の健康意識の向上に寄与している可能性を示唆し、発表者の照屋氏からも、「児童の健康への意識が着実に高まっていることを実感している」と感想が寄せられました。

グループワーク

研修会の最後のセッションでは、これまで紹介された活用提案や実践事例等をふまえ、参加者自身がヘルシー文庫の活用アイデアを出し、共有・意見交換しました。

導入では、進行担当者より次のような教育現場での活用方法が紹介されました。
・電子ブックを用いたおすすめの活用方法
・吹き出し部分を空白にし、児童に問題解決方法を考えさせる方法
・高学年が、低学年に向けてクイズ形式でヘルシー文庫を活用するアイデア

その後、参加者は複数のグループに分かれ、授業等でのヘルシー文庫の活用プランを作成しました。作成されたプランは「ワールドカフェ形式」にて共有され、活発な意見交換が行われました。
*ワールドカフェ形式:少人数のグループで自由に意見交換を行い、グループを移動しながら多様な視点を取り入れる対話手法

具体的な活用プランとして、さまざまなアイデアが挙げられました。
・感染症をテーマにした漫画を用いて、保健・体育委員が児童朝会の時間に読み聞かせやクイズ、まんがを活用した寸劇を行う。
・体育の授業の導入として、「なぜ体育を行うのか?」をテーマに、児童に自由に意見を出してもらうことで、体育への興味・関心の向上と授業への積極的な参加を促す。

参加者からは、「授業実践としてヘルシー文庫を積極的に活用していきたい」といった感想や、「今回の活用例を他の先生方にも提供してはどうか」との提案も寄せられました。

次回に向けて

来年度も本研修会の開催を計画しております。今後も学校現場の意見を積極的に取り入れながら、子どもたちの健康に寄与する活動の構築を目指してまいります。

開催概要

日 時: 2025年9月2日(火)14:30~17:00
会 場: 沖縄県庁 講堂
主 催: 公益社団法人日本学校保健会、大塚ホールディングス株式会社
共 催: 沖縄県教育委員会
参加者: 42名
主 題: 「子どもが楽しく学ぶ健康学習推進研修会」