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トップメッセージ

独創的な発想を粘り強く具現化し更なる成長を目指す

代表取締役社長 兼 CEO 樋口達夫

2013年度上半期における世界経済全体の状況は、徐々に回復に向かっていると感じられます。新興国・資源国経済がひと頃に比べて減速している一方で、先進国経済の改善基調が続いています。国内景気については、実質GDPは前期比年率で高めの成長率を記録するなど緩やかに回復しています。また、長引く円高から円安への推移などを背景に、事業を取り巻く環境はこれらの背景が反映されてきている状況です。

一方、医療関連におけるグローバルな事業環境は、先進国のみならず新興国も含めて医療費抑制策や新薬承認審査の厳格化、後発医薬品の使用促進策の推進などにより、依然厳しい状況のもとに推移しました。国内においても後発医薬品の更なる使用促進策などが継続しており、少なからず事業への影響を受けています。

このような事業環境の中、当社グループは2011年度に公表した第一次中期経営計画における重点施策を着実に推進することにより、2013年度上半期においても増収増益を確保いたしました。

医療関連事業においては、世界60ヵ国・地域で販売する「エビリファイ」がグローバルで引き続き売上を拡大し、世界の全医薬品売上高上位に入るまでに成長しました。グローバル展開中の「サムスカ」は、電解質排泄の増加を伴わず水だけを出す利尿剤というまったく新しい医療上の価値が徐々に浸透し、日・米・欧で売上を拡大しました。国内においては、新薬である「アブラキサン」「イーケプラ」「サムスカ」などが予定通りに追加適応症の承認を取得するなど順調に売上を拡大し業績に貢献しました。また、医療関連事業のグローバル展開に関して、欧州における医薬品事業の更なる発展のため、2013年7月、臨床開発拠点となる新会社「大塚ヨーロッパD&C Ltd.」を英国・ロンドンに設立しました。更に、臨床栄養事業のグローバル展開の加速のため、同年7月、「クラリス大塚㈱」をインド・アーメダバードに設立しました。一方、研究開発に関しては米国「アステックス社」を買収しました。同社の持つ優れた創薬技術と「TS-1」や「エビリファイ」を生み出した当社の強みであるがん領域、中枢神経領域の研究の組み合わせにより、創薬研究の強化を図ります。

ニュートラシューティカルズ * 関連事業においては、「ポカリスエット」は国内において「ポカリスエット イオンウォーター」を2013年4月に発売し、ブランドの再認知が広がり販売数量は前年の第2四半期に比べて二桁増となりました。更に世界17ヵ国・地域で展開する海外においても継続して販売数量が拡大しています。米国では、ファーマバイト社が米国東部アラバマ州の新工場を同年6月に竣工し、「ネイチャーメイド」の生産体制を強化しました。国内においては、身近で栄養豊富な大豆(Soy)が、地球上の健康問題・環境問題などの解決(Solution)になるという「Soylution」のコンセプトのもと、大豆バー「ソイジョイ」をはじめとする大豆の栄養をまるごと美味しく摂取できる製品の開発とグローバル展開に取り組んでいます。

今後も当社グループは"Otsuka-people creating new products for better health worldwide"の企業理念のもと、世界の人々の健康に貢献することを目標に事業を展開するグローバルヘルスケア企業として、独創的な発想を粘り強く具現化し更なる成長を目指してまいります。

代表取締役社長 兼 CEO
樋口 達夫

  • * : nutrition(栄養) +pharmaceuticals(医薬品)の造語