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ごあいさつ

大塚らしい創造的な製品で更なる成長を目指す

2012年度上半期における世界経済の状況として、欧州の債務危機や米国の財政緊縮等の不確実性の高まりなどを背景に、景気減速が先進国から新興国にも波及してきています。また、長引く円高の影響もあり、事業を取り巻く環境は非常に厳しい状況でありました。

医療関連におけるグローバルな事業環境は、先進国のみならず新興国も含めて医療費抑制策や新薬承認審査の厳格化、後発医薬品の使用促進策の推進などにより、依然厳しい状況のもとに推移しました。日本国内においても薬価改定や後発医薬品の更なる使用促進策が実施され、少なからず事業への影響を受けています。

このような事業環境の中、当社グループは2011年度からスタートした第一次中期経営計画2年目における重点施策を着実に推進することにより、厳しい外部要因を吸収して増収増益を確保いたしました。

医療関連事業においては、世界60カ国・地域以上で展開する「エビリファイ」がグローバルで引き続き売上を拡大し、世界の医薬品売上トップ10*1に入るまでに成長しました。また、グローバル展開中の「サムスカ」は、電解質排泄の増加を伴わず水だけを出す利尿剤というまったく新しい医療上の価値が徐々に浸透し、日・米・欧で売上を拡大しました。更に国内における新薬である「アロキシ」「アブラキサン」「イーケプラ」「サムスカ」などの順調な成長や「エルネオパ」の拡大に牽引された臨床栄養製品の堅調な売上拡大などが業績に貢献しました。

ニュートラシューティカルズ*2関連事業(NC関連事業)においては、「ポカリスエット」の販売数量が、国内こそ昨年に及びませんでしたが、海外では前年同期比10%以上の伸長と好調を継続しています。8月より新たにベトナムでの販売も開始し、世界17カ国・地域での展開となりました。また、米国では、ファーマバイト社の「ネイチャーメイド」がウォルマート全店での採用や新製品の追加などにより順調に成長を継続しています。国内においては「Soylution」のコンセプトのもと、ヘルシー大豆スナック「ソイカラ」を4月に新発売しました。「Soylution」は「Soy」と「solution」の造語であり、NC関連事業においては、「身近で栄養豊富な大豆(Soy)が、地球上の健康問題・環境問題などの解決(solution)になる」とのコンセプトのもと、大豆の栄養をまるごと美味しく摂取できる製品の開発とグローバル展開に取り組んでいます。

今後も事業環境は厳しくなると予想されますが、当社グループは“Otsuka-people creating new products for better health worldwide”の企業理念のもと、世界の人々の健康に貢献することを目標に事業を展開するグローバルヘルスケア企業として、創造的な製品で更なる成長を目指してまいります。

“健康”という人類の普遍的な願いに貢献するために、様々なテーマに挑戦する大塚グループへ、皆様の尚一層のご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。


代表取締役社長 兼 CEO
樋口 達夫

  • *1 ©2012 IMS Health、 IMS Healthホームページ「2011世界売上トップ20製品」 無断転載禁止
  • *2 nutrition(栄養)+pharmaceuticals(医薬品)の造語