カーボンニュートラル
考え方・方針
地球温暖化による気候変動は、生物資源や水資源に多大な影響を及ぼし、自然災害の頻発など、社会基盤と事業活動の双方に深刻な影響をもたらす世界規模の環境課題です。大塚グループは、これらの変化がサプライチェーン全体の安定性・継続性に重大な事業リスクを生じさせるものと認識し、気候変動への取り組みを経営の重要課題として位置づけています。
また、パリ協定で定められた国際的な目標・指標と整合した温室効果ガス排出削減を進め、サプライチェーン全体での脱炭素化を推進することで、持続可能な社会の実現を目指します。
目標
2028年
目標
- CO2排出量の削減
Scope1,2:50%削減(2017年比)
Scope3:2050年カーボンニュートラルに向けた取り組み - 自己創出再生可能エネルギー20%
CO2排出量削減目標と進捗(Scope1,2)

> 詳細は統合報告書P87「カーボンニュートラル」を参照ください。
大塚グループ全体における「Science Based Targets(SBT)」認定取得に向けてコミットメントを表明
大塚グループは、2026年1月、パリ協定に基づく温室効果ガスの排出削減目標であるSBT(Science Based Targets)の認定機関SBTi*1に対し、コミットメントレター*2を提出し、SBT認定取得を目指すことを表明しました。
これまで、大塚製薬、大鵬薬品などでSBTの目標設定をしていましたが、大塚グループでの目標設定により、グループ全体での取り組みを加速させていきます。
- *1CDP、国連グローバル・コンパクト(UNGC)、We Mean Business Coalition、世界資源研究所(WRI)、 世界自然保護基金(WWF)にによって設立された、企業のための気候変動対策組織。世界の平均気温上昇を産業⾰命以前に比べ2℃より⼗分低く保ち、1.5℃に抑えることを世界共通の目標として定めたパリ協定の目指す水準の達成に向け、企業の温室効果ガス排出削減目標が科学的知見と整合しているかを認定しています
- *2企業が2年以内にSBT水準の温室効果ガス排出削減目標を設定してSBTiに申請することを誓約するもの
ビジネスパートナーへの再生可能エネルギーの供給による環境負荷低減評価
大塚グループでは、2024年4月よりグループ製品の容器の一部を生産委託しているビジネスパートナーに対して再生可能エネルギーの供給を開始しました。この取り組みによる環境負荷低減効果を定量的に把握するため、該当する製品のカーボンフットプリントの評価を実施しました。
カーボンフットプリントとは製品やサービスの原材料調達から廃棄、リサイクルに至るまでのライフサイクル全体を通して排出される温室効果ガスの排出量をCO2に換算し定量的に評価する手法です。大塚グループでは、定期的に製品の環境負荷を評価し、その結果を活用し改善策を講じることで、サプライチェーン全体でのCO2排出量削減に取り組んでいます。
「オロナインH軟膏」100g瓶(内容物を除く)
皮膚疾患・外傷治療薬である「オロナインH軟膏」のカーボンフットプリント値は43.6%削減効果がありました(調達段階では再生可能エネルギーを導入したビジネスパートナーによって製造された容器(瓶)、および、その他の調達先から仕入れた容器包装材料(ラベル、瓶のふた、箱など)、生産段階では再生可能エネルギー導入によるカーボンフットプリント値を含む)。

「エルネオパNF2号輸液」1000mLソフトバッグ(内容物を除く)
高カロリー輸液用キット製剤である「エルネオパNF2号輸液」のカーボンフットプリント値は27.4%削減効果がありました(調達段階では再生可能エネルギーを導入したビジネスパートナーによって製造された一部容器(MPポート:赤丸部分)、および、その他の調達先から仕入れた容器包装材料(容器フィルムなど)、生産段階では再生可能エネルギー導入によるカーボンフットプリント値を含む)。

「ラクテック注」500mLソフトバッグ(内容物を除く)
主に輸液として使用される乳酸リンゲル液である「ラクテック注」のカーボンフットプリント値は12.1%削減効果がありました(調達段階では再生可能エネルギーを導入したビジネスパートナーによって製造された一部容器(NCポート:赤丸部分)、および、その他の調達先から仕入れた容器包装材料(容器フィルムなど)、生産段階では再生可能エネルギー導入によるカーボンフットプリント値を含む)。

「ボンカレー」ブランドにおける新調理方式採用によりCO2排出量を大幅削減*1
大塚食品では、「ボンカレー」ブランドにおいて、従来のお湯で温めて調理する湯せん方式から、フタをあけ箱ごとレンジ調理できるレンジ対応パウチをいち早く実現し、利便性の向上とともに、調理時に排出されるCO2排出量を約84%低減*2することを確認しました。
- *1新調理方式によるカーボンフットプリント算定
- *2500W 2分温めた場合
「ボンカレー」ブランドによるCO2排出量の比較
